公募企画にご参加いただいた皆様へ
この度はMaple Leaf20周年記念の公募企画に作品をご応募いただき、ありがとうございました。
1曲のメロディから、こんなにもたくさんの異なる想いや情景が紡がれるのか…!と、驚きと嬉しさでいっぱいな選考期間でした。ひとつひとつじっくり読ませて頂き、時には口遊みながら、選ばせていただきました。
うちの作品を好きで応募して下さっている方が多いからか、ファンタジックな物語をのせて下さった作品が多かったですね。あと悲恋・離別・死別が多かったのも印象的です(笑)確実に創作の好みがリンクしている…!それと、この企画をきっかけに初めて作詞に挑戦しましたという方も多く、皆さんが一様に「作詞って難しいですね…!でも楽しかったです!」と書いてらっしゃって、公募参加をそんな風に楽しんでいただけてとても嬉しかったです。
寄せていただいた作品の中でわたしの好みにビビっと来た作品を、採用作品とMaple Leaf賞としてご紹介させていただきます。
改めて、記念企画にご参加いただいた皆様に心より感謝を申し上げます。本当にありがとうございました!
2023/5 霜月はるか
採用作品
「彩生の筆」カプチノン様
全体的に言葉選びの詩的なセンスを感じた作品。表現の仕方がとても好みでした。描いている世界もメロディとリンクして浮かびやすく、その上で想像の余地を残しているところも良いです。実際に歌ってみて、楽曲として完成させてみたいと思いました。タイトルにオリジナリティがあるのもポイントが高かったです。
Maple Leaf賞
「Wizardoll」美月小夜様
主人を亡くした人形の導き手という設定がとても好みで、この少年の物語を読んでみたいなぁと思いました。タイトルの魔法使いと人形をかけ合わせた造語もとっても素敵だと思います。
「いつか親愛なる君へ」el ma Riu様
本の一節が“”で入っているAメロの書き方がオリジナリティがあって素敵だな〜と思いました!サビごとに未来、過去、君と、届ける先が変わっていくのも歌詞として良いですね。
「春風と人魚姫」ruha様
全体に漂う、海の底のような静けさと薄暗さからの、水面から差す光を感じるラストへの展開が、言葉選びを含めてとても綺麗だな〜と思いました。情景と人魚姫自身の想いの描き方のバランスが好きです。